はじめに
ネットショップを立ち上げたいけれど、どのプラットフォームを選ぶべきか迷うことはありませんか?
特に小規模ビジネスの場合、初期費用の低さ、操作のしやすさ、販売機能の充実度が重要です。本記事では、人気の「BASE」「STORES」「Shopify」の3つを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットや活用方法をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、自分のビジネスに最適なプラットフォームが明確になります。
小規模ビジネス向けECサービスの選び方
小規模ビジネスがECサイトを選ぶときは、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
初期費用・ランニングコスト
初期費用や月額費用を抑えてスタートできるかが非常に重要です。
無料で始められるサービスは少ないですが、BASEやSTORESの無料プランなら初期費用0円でスタート可能です。
操作のしやすさ
商品登録やデザイン変更が簡単であることも重要です。
初心者向けに作られているサービスは、ドラッグ&ドロップでの編集やテンプレートの豊富さが強みです。
販売・集客のサポート
SNS連携やクーポン機能、広告連携などがあると、集客がスムーズです。
特にInstagramやTwitterと連携できるかは、小規模ビジネスの拡大に直結します。
将来的な拡張性
事業が成長したときに、決済方法や機能の追加が簡単にできるかも確認しておきましょう。
初期は小規模でも、将来的に大規模運営や海外販売を視野に入れる場合は、拡張性の高いサービスがおすすめです。
各サービスの特徴
BASE
- 初期費用:無料
- 月額費用:0円(販売手数料3.6%+40円+3%)※スタンダードプラン
特徴
- 初期費用ゼロで簡単にネットショップを開設できる
- デザインテンプレートが豊富で、HTMLやCSSの知識がなくても見栄えの良いショップが作れる
- Instagramとの連携がスムーズ
注意点
- 高額商品や大量注文では手数料が負担になる
- 決済方法やカスタマイズの自由度はやや制限される
STORES
- 初期費用:無料
- 月額費用:0円※フリープラン、3,300円〜※スタンダードプラン
特徴
- 無料プランでも商品登録や在庫管理が直感的
- サブスクリプション(定期販売)機能が使える
- デザイン・決済機能が充実している
注意点
- 無料プランでは販売手数料が高め
- 大規模なカスタマイズはやや制限あり
Shopify
- 初期費用:無料トライアルあり
- 月額費用:29ドル〜
特徴
- 世界中で利用されており、拡張性が非常に高い
- 多言語・多通貨対応で海外販売も可能
- 豊富なアプリで機能拡張が自由
注意点
- 初心者にはやや操作が難しい
- 月額費用がBASE・STORESより高め
比較ポイントまとめ
| 項目 | BASE | STORES | Shopify |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 無料トライアル |
| 月額費用 | 0円 | 0円〜3,300円 | 29ドル〜 |
| 販売手数料 | 3.6%+40円+3% | 5%〜 | 2%(プランによる) |
| デザイン自由度 | △ | △ | ◎ |
| 拡張性 | △ | ○ | ◎ |
| 海外販売 | 可 | 可 | ◎ |
小規模ビジネスに向く選び方
- 低コスト・初心者向け → BASE
- 機能充実・少し応用したい場合 → STORES
- 将来的な拡張・海外販売を視野に入れる場合 → Shopify
実際の導入ステップ
- サービスに無料アカウントを作成
- デザインテンプレートを選ぶ
- 商品情報・画像・価格を登録
- 決済方法の設定(クレジットカード・コンビニ払いなど)
- SNS連携や広告設定で集客
- 販売開始 → 効果分析 → 改善
商品登録の具体例
BASEでの商品登録
- 管理画面にログイン → 「商品管理」→「商品を登録」をクリック
- 商品名・価格・説明文・在庫数を入力
- 画像をアップロード(1枚〜複数枚)
- 配送方法・送料を設定
- 公開ボタンで販売開始
ポイント
- 説明文にはSEOキーワードを自然に入れると検索されやすくなります
- 高解像度の画像を複数用意すると、商品の魅力が伝わりやすいです
STORESでの商品登録
- 「商品管理」→「新しい商品を登録」
- 商品名・価格・説明文を入力
- 画像アップロード・在庫管理設定
- 定期購入(サブスク)を設定する場合は「定期購入」タブで設定
- 公開
ポイント
- サブスク販売やセット販売を活用すると、安定した収益につながります
- 在庫管理を正確に行うことで、欠品や発送遅延のトラブルを防げます
Shopifyでの商品登録
- 管理画面の「Products」→「Add product」
- 商品名・価格・説明文・タグを入力
- 画像アップロード(メイン画像+サブ画像)
- 在庫数・SKU・配送設定
- 公開
ポイント
- タグやカテゴリ分けをしっかり設定すると、検索やフィルター機能で商品が見つかりやすくなります
- Shopifyではバリエーション(色・サイズ)の登録が簡単にできるため、商品ごとの選択肢を増やせます
SNS連携と集客
Instagram連携
- BASE・STORES・ShopifyはいずれもInstagramショッピングに対応
- 商品を連携させると、Instagram投稿から直接購入可能
手順例(BASE)
- BASE管理画面 → 「Instagram販売 App」をインストール
- Instagramをビジネスアカウントに切り替え
- Facebookページとリンク
- ドメイン認証・審査を申請
- 商品情報を同期
集客・販売促進のコツ
SEO対策
- 商品名・説明文に検索されやすいキーワードを自然に入れる
- 商品画像のalt属性も設定
SNS活用
- Instagramで商品の魅力を写真や動画で発信
- Twitterでキャンペーン情報を流す
クーポン・キャンペーン
- 初回購入割引や送料無料キャンペーンを活用
- メールマガジンやLINE公式アカウントと連携するとリピート率がアップ
レビュー・口コミ
- BASE・STORES・Shopifyともレビュー機能を活用すると信頼性向上
- SNSでのユーザー投稿をリポストすることで販促効果あり
成功する小規模ECの運営ポイント
- 商品登録と在庫管理を丁寧に
- SNS投稿でブランド認知を強化
- キャンペーンは計画的に
- 分析機能で売れ筋を把握
- 成長に応じて有料プランやShopifyへの移行も検討
まとめ
小規模ビジネスがネットショップを始める場合、初期費用・操作性・拡張性・集客方法を総合的に考えることが重要です。
- BASE:低コスト・簡単操作で初心者向け
- STORES:機能充実・定期販売や管理機能が使いやすい
- Shopify:拡張性が高く、海外販売も視野に入れる場合に最適
商品登録・SNS連携・キャンペーン活用まで実践すれば、ネットショップ運営の成功確率が格段に上がります。


