はじめに
ネットショップを始めるとき、BASE・STORES・Shopifyのどれを選ぶべきか迷う方は多いですよね?
タイトルにも書いた3つのサービスは似て見えますが、初期費用だけで選ぶと、売上が増えたあとに手数料や機能面で合わなくなることがあります。
先に結論をまとめると、
初めてネットショップを小さく始めたい方はBASE
ネットショップと実店舗の運営をまとめたい方はSTORES
ブランドを育てながら機能追加や海外販売まで考える方はShopify
が有力です。
ただし、最適なサービスは
「毎月の売上」
「必要な決済方法」
「デザインの自由度」
「実店舗の有無」
「海外販売の予定」
によって変わります。
この記事では、料金・手数料・操作性・集客・拡張性を同じ基準で比較し、目的別の選び方をわかりやすく解説します。
※料金・手数料は2026年7月時点の情報です。変更される場合があるため、申込み前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
BASE・STORES・Shopifyは結局どれがおすすめ?
- BASEがおすすめの人:初期費用と月額費用を抑え、まず商品を販売してみたい人
- STORESがおすすめの人:ネットショップに加えて、実店舗の決済や予約などもまとめたい人
- Shopifyがおすすめの人:デザインや機能を拡張し、将来的に売上規模や販路を広げたい人
迷っている場合は、「無料で始められるか」だけではなく、想定売上で発生する月額費用と決済手数料の合計を比べましょう。売上が少ない時期には固定費のないプランが有利でも、売上が増えると月額制プランの方が総コストを抑えられることがあります。
小規模ビジネス向けECサービスの選び方
小規模ビジネスがECサイトを選ぶときは、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。
初期費用・ランニングコスト
初期費用や月額費用を抑えてスタートできるかが非常に重要です。
無料で始められるサービスは少ないですが、BASEやSTORESの無料プランなら初期費用0円でスタート可能です。
操作のしやすさ
商品登録やデザイン変更が簡単であることも重要です。
初心者向けに作られているサービスは、ドラッグ&ドロップでの編集やテンプレートの豊富さが強みです。
販売・集客のサポート
SNS連携やクーポン機能、広告連携などがあると、集客がスムーズです。
特にInstagramやTwitterと連携できるかは、小規模ビジネスの拡大に直結します。
将来的な拡張性
事業が成長したときに、決済方法や機能の追加が簡単にできるかも確認しておきましょう。
初期は小規模でも、将来的に大規模運営や海外販売を視野に入れる場合は、拡張性の高いサービスがおすすめです。
各サービスの特徴
BASE
- 初期費用:無料
- 月額費用:0円(販売手数料3.6%+40円+3%)※スタンダードプラン
特徴
- 初期費用ゼロで簡単にネットショップを開設できる
- デザインテンプレートが豊富で、HTMLやCSSの知識がなくても見栄えの良いショップが作れる
- Instagramとの連携がスムーズ
注意点
- 高額商品や大量注文では手数料が負担になる
- 決済方法やカスタマイズの自由度はやや制限される
STORES
- 初期費用:無料
- 月額費用:0円※フリープラン、3,300円〜※スタンダードプラン
特徴
- 無料プランでも商品登録や在庫管理が直感的
- サブスクリプション(定期販売)機能が使える
- デザイン・決済機能が充実している
注意点
- 無料プランでは販売手数料が高め
- 大規模なカスタマイズはやや制限あり
Shopify
- 初期費用:無料トライアルあり
- 月額費用:3,650円〜(Basicプランの場合、年払い)
特徴
- 世界中で利用されており、拡張性が非常に高い
- 多言語・多通貨対応で海外販売も可能
- 豊富なアプリで機能拡張が自由
注意点
- 初心者にはやや操作が難しい
- 月額費用がBASE・STORESより高め
比較ポイントまとめ
| 比較項目 | BASE | STORES | Shopify |
|---|---|---|---|
| 向いている人 | 小さく早く販売を始めたい人 | ネットショップと実店舗を連携したい人 | 本格運営・機能拡張・海外販売を考える人 |
| 初期費用 | 0円から | 0円から | 無料体験あり |
| 月額費用 | 無料プランあり | 無料プランあり | Basicは月払い4,850円、年払い時3,650円/月 |
| 費用の考え方 | 固定費を抑えやすいが、注文ごとの手数料を確認 | プランにより月額と決済手数料が異なる | 月額費用に加え、決済方法やプラン別の手数料を確認 |
| 操作の始めやすさ | 初心者向け | 初心者向け | 初期設定項目が比較的多い |
| デザイン・機能拡張 | アプリやテーマで追加 | 必要な機能をまとめやすい | テーマとアプリが豊富 |
| 実店舗との連携 | 対応機能あり | 決済・予約など同ブランドのサービスと連携しやすい | Shopify POSで連携可能 |
| 海外販売 | 条件を確認 | 条件を確認 | 多言語・多通貨などに対応しやすい |
※料金・手数料・利用条件は変更される場合があります。公開時にBASE、STORES、Shopifyの公式料金ページを確認してください。
目的別|BASE・STORES・Shopifyの選び方
BASEがおすすめ:費用を抑えて、まず販売を試したい
BASEは、ネットショップ運営が初めてで、固定費を抑えながら販売を始めたい方に向いています。商品数がまだ少ない、売上の見通しが立っていない、短期間でショップを公開したい場合に検討しやすいサービスです。
一方、注文数や売上が増えると、注文ごとの決済手数料やサービス利用料の影響が大きくなります。月商が伸びた段階で、有料プランや他サービスを含めて費用を再比較しましょう。
STORESがおすすめ:ネットショップと実店舗をまとめたい
STORESは、オンライン販売だけでなく、実店舗のキャッシュレス決済や予約なども一緒に管理したい方に向いています。店舗とネットショップの両方を運営する事業者は、必要なサービスを同じブランド内で揃えられる点が判断材料になります。
利用する機能によって料金体系が異なるため、ネットショップ単体の費用だけでなく、店舗で使う決済・予約などを含めた総額で比較してください。
Shopifyがおすすめ:売上拡大・機能追加・海外販売を見据えたい
Shopifyは、ブランド独自のデザイン、アプリによる機能追加、複数の販売チャネル、海外販売などを重視する方に向いています。最初の設定項目はBASEやSTORESより多いものの、事業の成長に合わせてショップを拡張しやすいことが強みです。
月額費用に加え、有料テーマやアプリ、外部決済サービスを利用する場合の費用も考慮しましょう。必要な機能を事前に整理すると、導入後の想定外のコストを防げます。
実際の導入ステップ
- サービスに無料アカウントを作成
- デザインテンプレートを選ぶ
- 商品情報・画像・価格を登録
- 決済方法の設定(クレジットカード・コンビニ払いなど)
- SNS連携や広告設定で集客
- 販売開始 → 効果分析 → 改善
商品登録の具体例
BASEでの商品登録
- 管理画面にログイン → 「商品管理」→「商品を登録」をクリック
- 商品名・価格・説明文・在庫数を入力
- 画像をアップロード(1枚〜複数枚)
- 配送方法・送料を設定
- 公開ボタンで販売開始
ポイント
- 説明文にはSEOキーワードを自然に入れると検索されやすくなります
- 高解像度の画像を複数用意すると、商品の魅力が伝わりやすいです
STORESでの商品登録
- 「商品管理」→「新しい商品を登録」
- 商品名・価格・説明文を入力
- 画像アップロード・在庫管理設定
- 定期購入(サブスク)を設定する場合は「定期購入」タブで設定
- 公開
ポイント
- サブスク販売やセット販売を活用すると、安定した収益につながります
- 在庫管理を正確に行うことで、欠品や発送遅延のトラブルを防げます
Shopifyでの商品登録
- 管理画面の「Products」→「Add product」
- 商品名・価格・説明文・タグを入力
- 画像アップロード(メイン画像+サブ画像)
- 在庫数・SKU・配送設定
- 公開
ポイント
- タグやカテゴリ分けをしっかり設定すると、検索やフィルター機能で商品が見つかりやすくなります
- Shopifyではバリエーション(色・サイズ)の登録が簡単にできるため、商品ごとの選択肢を増やせます
SNS連携と集客
Instagram連携
- BASE・STORES・ShopifyはいずれもInstagramショッピングに対応
- 商品を連携させると、Instagram投稿から直接購入可能
手順例(BASE)
- BASE管理画面 → 「Instagram販売 App」をインストール
- Instagramをビジネスアカウントに切り替え
- Facebookページとリンク
- ドメイン認証・審査を申請
- 商品情報を同期
集客・販売促進のコツ
SEO対策
- 商品名・説明文に検索されやすいキーワードを自然に入れる
- 商品画像のalt属性も設定
SNS活用
- Instagramで商品の魅力を写真や動画で発信
- Twitterでキャンペーン情報を流す
クーポン・キャンペーン
- 初回購入割引や送料無料キャンペーンを活用
- メールマガジンやLINE公式アカウントと連携するとリピート率がアップ
レビュー・口コミ
- BASE・STORES・Shopifyともレビュー機能を活用すると信頼性向上
- SNSでのユーザー投稿をリポストすることで販促効果あり
成功する小規模ECの運営ポイント
- 商品登録と在庫管理を丁寧に
- SNS投稿でブランド認知を強化
- キャンペーンは計画的に
- 分析機能で売れ筋を把握
- 成長に応じて有料プランやShopifyへの移行も検討
ネットショップの作り方を手順から確認したい方は、「BASEでネットショップを作る方法」もあわせてご覧ください。WordPressで独自のECサイトを作りたい方は、「ECサイトの作り方|WordPress×WooCommerceで構築する方法」で違いを確認できます。
まとめ:今の規模だけでなく、1年後の運営方法で選ぶ
BASE・STORES・Shopifyは、いずれもネットショップを開設できるサービスですが、向いている事業者は異なります。
- BASE:固定費を抑え、初心者が小さく販売を始めやすい
- STORES:ネットショップと実店舗の運営をまとめたい場合に検討しやすい
- Shopify:デザイン、機能、販路を成長に合わせて拡張しやすい
選ぶときは、初期費用だけでなく、想定売上に対する決済手数料、必要な機能の追加費用、運営にかかる手間まで比較することが大切です。まず「月商」「商品数」「実店舗の有無」「海外販売の予定」「必要な決済方法」を書き出し、自分の条件に合うサービスを選びましょう。
料金やキャンペーンは変わるため、最終判断の前に各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。


